
廣瀬商店
廣瀬 光昭さん
宮津市
宮津の地で練り製品の製造一筋、100年以上続く廣瀬商店。現在は、4代目の光昭さん
が昔ながらの味と品質を守りながら、宮津名物の白ちくわ、黒ちくわなど、さまざまな練り物をつくり続けています。




◆宮津名物としてちくわが広まったきっかけ
現在はかなり減少しましたが、ここ宮津市漁師町で練り物を扱っているお店が近所でも10 件以上ありました。
近所のひと同士で教えあいながら試行錯誤していくことでやがて製造業者毎に独自の製法をあみだし、次第に宮津のちくわが有名になったのでしょうか。
宮津のちくわは大きくて肉厚のが特徴です。白ちくわは上質な「スケソウダラ」という魚を使っています。今は機械で簡単にできますが、うちでは昔からある石臼ですり身にしています。
石臼を使うことで魚の旨味を逃さず、弾力のある食感になります。
ほかにも気温や魚の捕れる時期によって脂ののり方が変わるので、自分たちの目で水や調味料の配分を調整しています。調味料も京都でつくられたものにこだわり、添加物を入れないようにしています。そのように手間をかけるべきところは昔ながらの手法を引き継いで、機械化できるところは頼るなど時代に合わせながら味と品質を守り続けています。
◆夜中から始まるちくわづくり
昔はエアコンもない時代だったので、生魚が傷まないよう、気温の低い夜中から早朝にかけてつくっていたそうです。今はエアコンもあるのでその問題は解決しましたが、なるべく新鮮なものをみなさんにお届けしたく、その日につくったものを発送しています。昔からの名残もあって、今は夜中の12 時ぐらいから3 種類を毎日1000本ずつ私と奥さんでつくっています。 朝4時ごろに製造が終わり、その後梱包や発送作業などをすると、だいたいお昼ごろにやっと一息つけます。
◆練り物職人としてのやりがいと今後の目標
うちの商品を食べてまた購入してくださったり、「廣瀬商店のちくわが一番おいしい」と声をいただけたりしたときは励みになります。時代の変化で社会情勢も常に変わっていきますが、今後も味や品質を変えずに続けていきたいです。
生産者からのメッセージ